VALORANTボイスチャット検証システムのアップデート

ボイスチャット検証システム技術に関する最新のお知らせのフォローアップ。

他地域での音声評価システムの導入拡大に続き、英語のみに対応するベータ版がEMEAとBR地域向けにリリースされます。

適切な調査を行うために、この機能は以下のガイドラインに従ったものとなります。録音が保管される期間は、地域の規制や規則によって異なります。

  • ボイスの録音は24時間保持されます。その間に報告を受け取らなかった場合、録音は削除されます。
  • 24時間以内に報告を受け取った場合:
    • その録音を24時間保持します。[EMEAのみ]
    • その録音を7日間保持します。[それ以外の全地域]
  • 報告を受けてペナルティーが適用された場合:
    • その録音を24時間保持します。[EMEAのみ]
    • その録音を最長7年間保持します。[BR地域のみ]
    • ペナルティーの適用期間に基づいて、その録音を最長2年間保持します。[それ以外の全地域]


北アメリカでボイスチャット検証システムの英語限定ベータをローンチして以降、言語モデルの進化をじっくりと観察し、このツールの拡大に備えてきました。2023年2月には、北アメリカで英語版のベータをローンチし、現在ではこれによる結果に自信を持つ地点まで到達しました。そのため、英語版ベータを間もなくアジア太平洋およびラテンアメリカでローンチし、他の地域へと順次拡大していきます。

どのような影響があるのか?お住まいの地域にもよりますが、クライアント内でこのサービスによって録音されたくない場合にオプトアウトするための通知が届きます。録音サービスにオプトインすることで、ボイスチャットを使い続けることができます。ゲーム内での悪質な行為を取り締まる大規模な努力の一部として、皆さんのご協力に感謝します。このシステムは、プレイヤー体験改善のために実装しているたくさんのピースの1つです。

このプログラムはまだベータであるため、言語モデルは学習と成長を続けますが、現状のゲーム内では気づくような影響はないかもしれません。今年の終わりには英語版の検証システムを全世界でフルローンチし、順次他の言語にも対応していくことを目標としていますので、拡大するにつれて進捗をお知らせします。


悪質な行為を取り締まるより大きな努力の一部として、ライアットゲームズは最近プライバシーノーティスおよびサービス規約を改定し、このような行為が報告された際にボイスチャットを記録し、検証できるようになりました──まずはVALORANTでスタートすることが目標です。

今年序盤にはさらに、悪質な行為を取り締まる現在のゲームシステムの一部として、私たちが措置を取る前に、行動規範の違反を明確に証明する証拠を収集する手段の1つとして、ボイスチャット検証システムが使われることをお伝えしました。これは、特定の行為がペナルティーへとつながる理由をプレイヤーに共有するのにも役立ちます。

7月13日には、言語モデルの訓練のために北アメリカ/英語限定のボイスチャット検証システムをバックグラウンドで開始し、今年中にベータをローンチできるまでに技術を向上させました。

この期間のボイスチャット検証は、悪質な行為の報告には使用されません。報告への使用は、今後のベータからのみ始まります。このツールの拡大を考え始める前に、自信を持てる有効性を生み出すこと、そして間違いが起きたときには誤検出を正せるようシステムを準備しました。

これは最新技術で、確かに成長痛もあるでしょう。ですが、より安全で、プレイをしたいと思った誰もが参加できる環境を作るという約束にはそれだけの価値があります。