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『VALORANT』のランクとコンペティティブ・マッチメイキング

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『VALORANT』プレイヤーの皆さん、こんにちは!Ian “Brighteyz” Fieldingです。今回はコンペティティブチームを代表して、『VALORANT』の「コンペティティブ(競技)」モードとその仕組みについて説明し、チームが行った選択の背後にある“意図”についてお話しします。なお、コンペティティブモードはパッチ0.49の実装後、ヨーロッパと北アメリカにてプレイ可能になる予定です。

『VALORANT』の「コンペティティブ」モードでは、レートなしのモードと同じルールとフォーマットが使われますが、勝敗の重みがさらに増します。『VALORANT』のコンペティティブ・システムはまだ初期段階であり、時間とともに進化させていくつもりですが、クローズドベータではそのコアとなる部分を皆さんに体験してもらい、このモードを皆さんと一緒に進化させていきたいと考えています。また、レートなしのモードは常にプレイできるようにする予定ですが、ゲームモードの改良やフィードバックの取り込みのため、クローズドベータ期間中にコンペティティブモードのマッチメイキングは一時的に無効になる場合があります。

私たちのシステムは、コンペティティブモードやランクシステムでよくある不満を解消することを狙いとしています。個人のスキルを考慮に入れることで、プレイヤーが実際に圧倒的な活躍を見せているのか、スマーフィングなのかを判断し、ランクを“ブースト”するプレイヤーを減らし、ほとんどの試合であなたとチームメイトのために公平な対戦が組まれるようにします。

簡単にまとめるとこのようになります!さらに詳しい内容については後述します。

  • 「レートなし」マッチを20試合完了すると「コンペティティブ」モードが解除される
  • 8つのランクが存在し、それぞれに3つのティアが存在。ただし、最上位ランクの「ヴァロラント」は例外で、ティアが存在しない
  • 最大5名のグループで対戦待ち可能。ただし、メンバー間のランク差は2ランク以内まで
  • コンペティティブの試合を14日間行わずにいるとランクが表示されなくなるが、ランクが自動で下がることはない
  • クローズドベータのランクはリリース後に持ち越されない

ランク・システムの解説

VALORANT_RANK

レートなしのマッチを20試合完了すると「コンペティティブ」マッチメイキングの選択肢がアンロックされます。激しい運動を始める前のウォームアップだと考えてください。

それぞれが3つのティアに分かれた、8つのランクが存在します。アイアン、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンド、イモータル、そして最高ランクは「ヴァロラント」です。ランク上昇に一番重要となるのは試合に勝利することですが、優れたパフォーマンスを示せば素早くランクが上がります。逆に、試合に敗北するか、プレイヤーの過去の試合から推測される想定水準以下のパフォーマンスだった場合はランクが下がります。

個人のスキルの評価においては、最初は勝敗よりも個人のパフォーマンスが重視されますが、時間の経過とともにプレイヤーのスキルが明確になれば、パフォーマンスよりも勝敗が重視されるようになります。また、コンペティティブモードではどのくらいの差で勝敗が決まったかも考慮されます。最後まで全力を出し切って戦えば自分のランクに好影響があるとするなら、プレイヤーは最後まで試合を諦めずに戦おうと考えるようになるでしょう。

最上位の「ヴァロラント」ランクでは、勝敗および試合で大差がついたかどうかがランク増減の唯一の判断材料となります。なぜなら、最高レベルの競技プレイでは、あなたとチームメイトはその地位を実力で勝ち取ったのだと信頼しているからです。

コンペティティブ・インテグリティ(競技の公正さ)

『VALORANT』のランクおよびコンペティティブ・マッチメイキング・システムは、障害を最小限に抑えながらバランスの取れた戦いを提供できるように作られています。

プレイヤーの総合的なパフォーマンスを考慮することでスマーフィングの検出精度が上がり、ランクブースティングの排除に役立ち、プレイヤーのスキル(ランク)を素早く、正確に判定できるようになります。これによって、実力でランクを勝ち取ったプレイヤーと公平なマッチメイキングが組まれることに対する信頼度が上がります。

スパイク(爆弾)を巡るバトルはフレンドと一緒の方が楽しいですから、コンペティティブ・マッチメイキングは最大5人のグループで対戦待ちすることが可能です。最大5人のチームでプレイする際には仲間に助けられていると感じてもらいたいと考えています。なぜなら、それが『VALORANT』のコンペティティブ・プレイの鍵となる要素だからです。しかし、自分との差が2ランク(6ティア)以内のプレイヤーとしかグループは組めません。この要件は、良くも悪くも、スキルが突出したプレイヤーが試合に混じることで、大きなスキル差が生じてしまう事態を避けるために必要となります。

また、対戦待ちするグループの人数にかかわらず、公平な試合が組まれる仕組みも用意します。『VALORANT』のコンペティティブ・マッチメイキングはプリメイドグループのサイズも考慮し、相手チームにも同じような人数のプリメイドグループが選ばれるように自動で最適化されます。

ランクをアクティブにプレイしているかどうかも追跡されます。14日間コンペティティブ・マッチをプレイしていないと、“非アクティブ”とみなされてアカウントのランクが非表示になります。ただし、試合をすれば再びランクが表示されるようになりますのでご心配なく。私たちは他のプレイヤーのランクを見たときに、それが正確なスキルを反映していると確信できるようにしたいと考えています。14日間非アクティブであれば、そのランクが正確なものだと自信を持って示すことはできません。ただし、内部で人工的にランクを減少させることはしませんので、継続的に調子を維持できないタイプのプレイヤーも心配する必要はありません。

コンペティティブ・プログレッション、他

特にリリース後、コンペティティブモードとランクシステムをどのように進化させていくかについては、クローズドベータ期間中の『VALORANT』コミュニティーの動向や意見を参考にしていきます。現在、単にマッチランクを表示する以外にも、全ランクのコンペティティブ・プレイで達成した実績を披露できる一貫したランク・プログレッション要素を追加する方法を模索しています。

これ以外にも、『VALORANT』のコンペティティブモードとランクのその他の改善点については、リリースが近づいたときにさらに詳しくお話しいたします。

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