2021 VALORANT Champions Tourの概要
2021 VALORANT Champions Tourの概要
2021 VALORANT Champions Tour(VCT)の大会構成、また世界王者を決めるChampionsまでの流れについて説明します。
Challengers
まずは「Challengers」から。世界の各地域で開催されるこの大会には、1年を通して3つのステージ(Stage)が用意されています。各ステージごとに、2回のChallengersメインイベント(本選)が行われます。該当地域のオープン予選を通過したチームがメインイベントに出場できます。メインイベントの出場チームは、Challengersプレイオフへの出場権を賭けて戦います。Challengersプレイオフを勝ち抜いたチームは、国際大会であるMastersへの出場権を獲得します。さらに詳しい情報は下記の「詳細」をご覧ください。
注:地域によっては、参加チーム数やサブリージョン(小地域)の数に応じて大会構成が異なる場合があります
Masters
VCTの各ステージの最後には、国際トーナメントである「Masters」が開催されます(注:新型コロナウイルス感染症による移動制限のため、2021 Stage 1 Mastersは各地域内限定での開催となりました)。この国際大会にはサーキットポイント(出場資格ポイント)獲得を目指し、世界中の強豪チームが参戦します。各地域で最多のサーキットポイントを獲得したチームは、VALORANT最大の競技イベントのVALORANT Championsに出場します。
Champions
「Champions」は年間を通して行われるVALORANT Champions Tourのクライマックスとも言うべき最終トーナメントです。VALORANT世界王者の座を賭けて、世界最高峰の16チームが競い合います。
詳細
それではVALORANT Champions Tourについて詳しく見ていきましょう。以下の画像は、年間を通したVCTの構成、また各イベントへの出場基準について説明したものです。
ChallengersプレイオフとMastersに参戦する各チームは、それぞれの戦績に応じたサーキットポイントを獲得します。1年の終わりに開催されるChampionsの出場チームは、各地域におけるサーキットポイントの順位に基づいて決定されます。こうしてChampionsに出場する11チームが選ばれるわけですが、これですべてではありません。この時点で出場権を得られなかったチームも、サーキットポイントの順位に基づいたラストチャンス予選(LCQ)を勝ち抜けば、Championsへ進出する機会が与えられます。各地域の詳細:
- EMEA
- 上位2チームがChampionsに進出
- 3位~10位のチームはLCQに進出
- 北アメリカ
- 上位2チームがChampionsに進出
- 3位~10位のチームはLCQに進出
- ブラジル
- 上位2チームがChampionsに進出
- 3位~6位のチームはLCQに進出
- 東南アジア
- 上位2チームがChampionsに進出
- 3位~4位のチームはLCQに進出
- ラテンアメリカ
- 上位1チームがChampionsに進出
- 2位~5位のチームはLCQに進出
- 韓国
- 上位1チームがChampionsに進出
- 2位~3位のチームはLCQに進出
- 日本
- 上位1チームがChampionsに進出
- 2位~3位のチームはLCQに進出
獲得サーキットポイント
大会ごとに獲得するサーキットポイントは以下の通りです:
(注:Challengersプレイオフで2位 / 3位がMastersへの出場権を得る地域においては、これらの順位でのサーキットポイント獲得はありません)
所属する地域でChampions進出に十分なサーキットポイントを獲得できなかったチームでも、ラストチャンス予選を勝ち抜くことでChampions出場を目指せるというわけです。ラストチャンス予選は4つの包括地域(北アメリカ、南アメリカ、EMEA、APAC)で開催され、Champions最後の4枠がそれぞれの優勝チームに1枠ずつ与えられます。