Premier:昇格とプロシーンへの繋がり
Premierで上のディビジョンを目指す方法と、プロシーンへと繋がる「インバイトディビジョン」の仕組みについて解説します!
Stage E8A2の閉幕が近づいていますので、PremierチームがPremierでのプレイだけに基づいてディビジョンを上げる方法や、最も優秀なチームをVALORANT Champions Tour(VCT)へと繋げる新ディビジョンについてお知らせします。
Playoffs進出に必要なポイントの変更
今後、Playoffs進出に必要なPremierスコアは600となります。
これまで、Playoffs進出に必要なPremierスコアは675に設定されていました。間もなく実装されるディビジョンに関する変更と昇格システムによって、より多くのチームがPlayoffsに出場するチャンスを手にできるようになり、(十分な勝利数を獲得していることが前提ですが)多忙なチームに1週間休みを取る余裕が生まれればいいと考えています。
とは言え、ウィークリーマッチでのPremierスコアが高いほど、Playoffsで有利なシードを獲得できることをお忘れなく。もし対戦を全てこなして勝利することができれば、Playoffs序盤ではより戦いやすい相手と当たるというアドバンテージが得られるのです。
昇格
これまでPremierで戦ってきたプレイヤーならば、自分のディビジョンのPlayoffsトーナメントで優勝することが決して容易ではないことにお気づきでしょう。Stage E8A3のPlayoffsより、優勝したチームはより手強い敵に立ち向かう準備ができていることを証明したとして、昇格が認められます。
つまり昇格したチームは、次のStageでは、前のStageよりも1つ上のディビジョンでプレイすることになります。例えば、アドバンスド 1のチームがStage E8A3のPlayoffsで優勝した場合、そのチームはStage E9A1ではアドバンスド 2に振り分けられます。Playoffsの結果に基づく昇格システムは、トップレベルのプレイに到達するためにはあと何回優勝すればいいのか、どのチームでも分かるように設計されました。例えばエリート 4のチームなら、コンテンダーに昇格するにはPlayoffsトーナメントで2回優勝する必要があります。
さらに昇格を導入することで、Playoffsで「ラスボス」化していたチームを、実際のスキルレベルに近いディビジョンに移動させる狙いもあります。各ディビジョンのチームが実力差の少ない相手とプレイでき、Playoffsに進出するチャンスを獲得できる環境を整えたいと考えたのです。
昇格に関する詳細は以下の通りです。
昇格はチームが主体です。昇格後にチームオーナーやキャプテンがプレイヤーを加入または脱退させたとしても、チームが次Stageで上位のディビジョンに振り分けされることには変わりません。もしあなたが昇格が認められたチームに所属していて、新しいチームを作ったとしても、新チームに昇格は適用されません。
ロスターの変更によって昇格が取り消されることはありません。チーム内でMMR上位5名のプレイヤーをMMRが低いプレイヤーと入れ替えたとしても、チームは次のStageで少なくとも1つ上のディビジョンに必ず昇格します。
2段階以上のディビジョン昇格も可能です。チームにMMRが大幅に高いプレイヤーを加えた場合、チームはさらに上のディビジョンに昇格する可能性があります。
- 昇格は次のStageでのみ有効です。次のPremier Stageをプレイしなかった場合、次回Premierをプレイする時には通常の振り分けルールが適用され、いずれかのディビジョンに振り分けられます。
I皆さんの中には、コンテンダー(現時点で最上位のディビジョン)に属するチームがPlayoffsで優勝したらどうなるのか、疑問に思っている方もいるでしょう。それについて、これからご説明します。
E9A1では、Premierがプロプレイへと繋がる
Stage E9A1では、プロへの道の最後の一歩となる「インバイトディビジョン」を、新たにコンテンダーの上に設けます。この新ディビジョンは、極めて優秀なチームに向けた、ゲーム内大会で最も高いレベルを目指すことだけに焦点を当てたディビジョンです。
インバイトディビジョンはStage E9A1まで開放されませんが、それまでにインバイトへの昇格を獲得することは可能す。この新ディビジョンのチーム総数を増やすため、E8A3では、Playoffsの優勝チームだけでなく、Playoffsトーナメント終了時にコンテンダーディビジョンで上位32位までに入ったチームも昇格します。追加ボーナスとして、各ゾーンのコンテンダーディビジョンの上位2チームは、Challengersリーグへの出場権も獲得します。
ランキングで上位に入るためには、Playoffsでの戦績が最も重要です。そのため、ブラケットで1位になったチームがそのStageの1位となり、Playoffsに出場したチームは出場しなかったチームよりも順位が上になります。それより先は、以下の順番でスコアを比較して同点時の順位を決定します。
- Premierスコア(高いほど上位)
- ウィークリーマッチのプレイ数(多いほど上位)
- ウィークリーマッチの勝敗差 - 勝利ラウンド数から敗北ラウンド数を引いた数(多いほど上位)
Premierの各ゾーンがどのChallengersリーグに繋がっているかについては、以下の画像をご覧ください:
インバイトとコンテンダーのフォーマット
Stage E9A1では、インバイトディビジョンとコンテンダーディビジョンの両方でプレイの構造を刷新します。私たちの目標は、チームとして勝利する力が最も秀でたプレイヤーがトップへと登り詰め、プロとして戦うチャンスを手に入れられる、競技性が非常に高い環境を提供することです。
- 全チームは毎週、開催される2つのイベントに参加し、指定されたマップでプレイする必要があります。
- 敗北時のポイントは25ポイントではなく0ポイントとなります。
- 再戦防止を有効にした上で、戦績の近いチーム同士で対戦が組まれます。
- イベントに参加したチーム数が奇数の場合、Premierスコアが最も低いチームが対戦を行わずに不戦勝を獲得します。
- Playoffsへの進出はPremierスコアによっては決まらず、ウィークリーマッチ終了時の順位が上位だったチームがPlayoffsへと進出します。
- Playoffsトーナメントの終了後、そのStageの最終的なリーダーボードに順位に基づいてチームの昇格が決まります。
- ライアットのeスポーツチームがインバイトディビジョンからの昇格についてチームオーナーに連絡し、プロチームとしてどこでプレイすることになるのかについて詳細をお伝えします。
プロへの道の導入が近づきましたら、これらの変更に関するより詳細な情報についてお知らせしていきます。
コンテンダー資格
Stage E9A1より、コンテンダーまたはインバイトディビジョンのPremierチームは、「コンテンダー資格」を持つプレイヤーでない限り、ロスターに追加することができなくなります。既にエリートディビジョン以上のレベルで戦っているチームであれば、この資格の獲得が容易になるようにしたいと考えています。
コンテンダー資格を持つプレイヤーは…
- インバイトディビジョンおよびコンテンダーディビジョンのチームに参加できる。
- 少なくとも4名の、コンテンダー資格を持つ他のプレイヤーと新しいチームを結成したときに、自動的にコンテンダーディビジョンに振り分けられる。
コンテンダー資格を獲得するには、いくつか方法があります。
- コンテンダーまたはインバイトでウィークリーマッチを1戦プレイする。
- エリート 5でPlayoffsマッチを1戦プレイする。
- イモータル 3以上のランクに属しているときに、コンペティティブマッチを1戦プレイする。
チーム内の上位5名のプレイヤーのMMRが著しく高い場合は、コンテンダーで新チームを結成することも、既存のチームでコンテンダーへ振り分けられることも可能であることにご注意ください。実は、このディビジョンの健全なチーム数を維持しながらも、コンテンダー内でチームが自然と結成されやすくするため、ディビジョンでのMMRの計算方法を調整しているところです。
コンテンダー資格に関する情報は、間もなくクライアント内で公開されます。
次のステップ
Stage E9A1でのプロへの道の開通を目前にして、スケジュールやプロシーンへの繋がりについて、今後もさらに詳しい情報をお届けしていきますが、今回の記事で私たちの目的地をなんとなく掴んでいただけたでしょうか。
チームはVCTへのグローバルな繋がりの実現に注力しながらも、Premierのすべてのディビジョンにおける体験の向上を見据えており、PremierをチームでVALORANTをプレイする場として一級のものにするべく努力を続けています。
この道を一緒に歩んでくださることに感謝するとともに、Premierでの旅を楽しんでいただけることを願います。皆さんの活躍を祈っています!