VALORANT マッププールの変更
皆さん、こんにちは。マップチームのデザインリード、Joe
“Pearl Hogbash” Lansfordです。今回はマッププールについてお話しします。
昨年はマップが7つに増えたことで、BO5のトーナメントではピックの被りなしでマップを2つバンできるようになりました。そして今年、Episode
5で導入される「パール」を加えると、マップは全部で8つになります。では、それがマッププールにどう影響するのでしょうか?
eスポーツチームと話し合い、プレイヤーへのアンケートを実施し、プロ団体にも意見を聞いた結果、現時点ではマッププールから「スプリット」を外し、マップ数を7つで維持することに決定しました。この決断に至った経緯をこれからお話ししますので、ぜひお読みください。
概要:
- パッチ5.0(6月22日)より、コンペティティブおよびアンレートのマッププールから「スプリット」を除外──再実装の日程は未定
- 新マップ「パール」がパッチ5.01(7月12日)コンペティティブキューに導入されるまで、一時的にマッププールが6マップに
- 8月に開催されるLCQ(ラストチャンス予選)を最後に、eスポーツイベントのマッププールから「スプリット」を除外
- 「スパイクラッシュ」やカスタムゲームなどの他のゲームモードでは引き続きプレイ可能
- 新規および復帰プレイヤーが楽しめる、バリエーションと習熟度を両立させたマッププールに
ラッキーナンバー7
タクティカルシューターにおいて最も難しい要素のひとつは、新しいマップを覚えることです。“覚えた”から“極めた”になるのは、さらに難しいことでしょう。マップが複数ある場合、さらに時間と根気が必要になります。その上、エージェントやユーティリティーの組み合わせも考慮するとなると、あまりにも大変です。
簡潔に言えば、覚えなくてはいけないマップが多すぎると圧倒されてしまい、ひとつひとつを深く極める機会がなくなってしまうのです。
マップチームは、7つというマップ数は「バリエーション」と「習熟度」を両立するスイートスポットだと考えています。新しい射線やラインナップ、戦略などを覚えるのにすべての時間を費やす必要はありません。新規プレイヤーには慣れやすく、プロチームには極めやすい刺激的なプレイ環境になり、まさに利点の多い状態です。
「アンレートの試合では全マップをプレイ可能にしてもいいのでは?」
上記の質問にあるような案も含め、様々な解決策を検討しましたが、最終的にはすべてのマッププールを統一するのが理にかなっていると判断しました。コンペティティブに存在しないマップをプレイするのは、時間の無駄だと感じてしまうこともあると思います。ただし「スプリット」ファンの皆さんのために、カスタムゲームなどの他のゲームモードでは引き続きプレイ可能となります。
eスポーツイベントに関しては、年内にこのマップを除外する予定です。8月に開催されるLast Chance Qualifiersが、「スプリット」が使われる最後の公式トーナメントとなります。新マップ「パール」は、プレイヤーの皆さんが十分に練習できる期間を確保した後にLCQやChampionsに導入されます。
なぜ「スプリット」なのか
除外されるのが違うマップだったらよかったのに、と不満に思う方もいるはずです。しかし、決して「スプリット」を邪険にしているわけではありません。
この決断に至るまで、さまざまな要因を考慮しました。プレイヤーの感想、リリース日からの経過時間、過去および今後予定されるアップデート、各マップがもたらす戦略的な変化、マッププールでの「パール」の位置付けがどうなるか…などがその一部です。
すべてを考慮した結果、選ばれたのは「スプリット」でした。ですが、いつか再び実装されることになるはずです。もしかすると、その時にはいくつか調整が施されるかもしれません。