VALORANT パッチノート 0.50
0.50のパッチノートです。私自身がアイアンランクの振り分け戦に臨む前に来てしまうとは。今回はwiki編集者が悶絶してしまうような内容になっているかもしれませんが… まずは見ていきましょう。
まず、すべてのライフルについて、シングルタップとバースト射撃の効率が上昇します。ライフルの各射撃タイプ(タップ、バースト、スプレー)を最適なシチュエーションで使用した時の有効性を高めるのが目的です。これは「銃の射撃間隔」というパラメータと関係しているのですが、それについては後ほど詳しくご説明します。
またセージ、サイファー、オーメン、ヴァイパー、ブリムストーン、フェニックスについても、彼らを本来のロール(役割)に合わせるのと同時に、通常の状況において弱すぎる、または強すぎると思われるアビリティーのバランスを取る調整を行います。
その他のハイライト:試合への影響力に合わせて、一部のエージェントアビリティーのコストが調整されました。またチームが対戦中に貯めておけるクレジットの上限を引き下げて、相手チームが挽回しやすいようにしました。——つまり「9000以上だ…!」にはならないということです。高い位置に留まってしまったスパイクについても、自動的に落下するようになりました(なので毎回背の高い友達を呼ぶ必要もなくなりました)。
マップについても、それぞれに悪用対策や障壁の位置調整などの調整が施されています。
ゲームプレイとバランス調整
武器のアップデート
- 駆け足から停止するまでの間に「歩行時の射撃精度」状態が発生しないように変更
- 駆け足の状態から停止するまでの間に「歩行時の射撃精度」の状態が発生し、そのせいで彼らの射撃や着弾があたかも全速力で行われているように見える状況が数多く発生していました。
- 不動時の射撃精度の速度のしきい値が増加:25%→30%
- 駆け足から停止するまでの間に歩行時の射撃精度が得られなくなったこともあり、不動(ベストの射撃精度が得られる状態)扱いとなる範囲もわずかに広げて、少しだけ早く正確な射撃ができるようにしています
すべてのライフル
- すべてのライフルの射撃間隔が更新され、これによってシングルタップとバースト射撃の効率が上昇します。この「銃の射撃間隔」は各武器ごとに設定されており、前回の射撃のあと、その「射撃間隔」を経過する前に再射撃すると、射撃の精度が下がる仕組みになっています。
- 歩行時の基本射撃精度:0.6°→0.8°
- 私たちの所見では、特に遠い間合いにおいて、歩行しながらのライフルのスプレー射撃が想定以上に効果的になっているようでした。今回はこの射撃精度を少し引き下げて様子を観察してみようと思います
- ヴァンダル:
- しゃがみ時と静止時の横方向へのリコイルが15%減少
- これについては場合が限定されており、他のライフル類が持つしゃがみ時のメリットと同等のものになっています
- 銃の射撃間隔:0.4秒→0.375秒
- タップ効率:4→6
- しゃがみ時と静止時の横方向へのリコイルが15%減少
- ファントム:
- 銃の射撃間隔が本来の設定よりも長くなっていた不具合を修正しました
- 銃の射撃間隔:0.55秒→0.35秒
- タップ効率:3→4
- ブルドッグのオート射撃:
- 銃の射撃間隔が本来の設定よりも長くなっていた不具合を修正しました
- 銃の射撃間隔:0.55秒→0.35秒
- ガーディアン:
- 銃の射撃間隔が本来の設定よりも長くなっていた不具合を修正しました
- 銃の射撃間隔:0.4秒→0.35秒
他の武器と比べても、マシンガンは明らかに価格相応の強みに欠けていました。マシンガンの本来の位置づけは「弾丸ばらまき器」——ひとたび使えるようになれば超強力、というものです。しかしヴァンダルの銃弾1発でキルされてしまうようなゲームでは、さじ加減が難しいところでもあります。ここでの狙いはマシンガンをより本来の仕事(弾丸をひたすら撃ちまくること)向けに調整することであり、またそれと並行してアレスも同価格帯の他の武器より強化しています。
- アレス
- 価格を1700クレジットから1600クレジットに変更
- 射撃誤差(これは1発ごとの中間値で、発射回数を重ねるごとに曲線状に誤差が低くなっていきます)
- 1発目:1.0°→0.8°
- 5発目:0.85°→0.75°
- 10発目:0.75°→0.7°
- 射撃開始から9発目以降の横方向へのリコイル強度が減少
- オーディン
- 射撃開始から9発目以降の横方向へのリコイル強度が減少
エージェントのアップデート
セージ
- スロウオーブの範囲発生時間が9秒から7秒に減少
- スロウオーブのスロウ効果が65%から50%に減少
- セージは誰から見ても強すぎる状態でした。そこでVALORANTにおける彼女の「仕切り屋」としての仕事は担えるようにしつつ、その行動制限能力の一部を弱めてみることにしました。今回の変更はスロウオーブの、特に連発された時の効果を弱めるのが狙いとなっています。
サイファー
- サイバーケージを通り抜けた敵がスロウ効果を受けないように変更
- サイファーについては敵の情報を収集してつまみ出す「見張り役」を想定していたのですが、ケージのスロウ効果によって敵チーム全員を足止めできることから、セージの仕事の領分にまで踏み込んでしまっていました。今回の変更後も時間稼ぎの手段としては有効なままでしょうが、今後は敵側にも(特にチームで協力して)「彼の防御を崩す」という選択肢が生まれるはずです。
- スパイカメラが破壊された際のクールダウン時間が30秒から45秒に増加
- スパイカメラはラウンド開始直後から、ソーヴァのダーツのように敵陣に配置されるケースが多発していました。これは敵に破壊された際のペナルティが少なすぎたことが原因です。今回の変更によって、最初にカメラを配置する安全な位置をしっかり検討する必要が出てくるでしょう(でも箱の内側はやめてくださいね)。
オーメン
- ダークカヴァーの煙幕発生時間が12秒から15秒に増加
- ダークカヴァーの煙幕弾の速度が上昇
- ダークカヴァーのクールダウンが30秒から35秒に増加
- 現在、特に上級者層の試合においてブリムストーンが試合の牽引役となっているため、彼と同じ方向性のエージェントたちを強化して、個々のプレイスタイルは維持しつつ、新たな選択肢となるようにしていきたいと考えています。
ヴァイパー
- スネークバイトの範囲が350から450に増加
- 他の範囲妨害アビリティーと釣り合うように、スネークバイトの範囲を広げました。
ブリムストーン/フェニックス/ヴァイパー
- インセンディアリーや火の玉、スネークバイトの上をバニーホップでダメージを受けることなく飛び越えているプレイヤーの存在を確認しています。この技術を完全に潰してしまいたくはないのですが、キャラクターのアビリティーそのものが無意味になってしまうのも避けなくてはなりません。
- 範囲妨害アビリティーのダメージを受けなくなる高度が80から120に増加
- 「スネークバイト」、「火の玉」、「インセンディアリー」のダメージ発生間隔が上昇(合算した秒間ダメージは変化なし)
エージェントアビリティーのクレジットコスト調整
- 一部のアビリティーについて、試合に与える影響とクレジットのコストのバランスが取れていなかったため、効果がより正確にコストに反映されるよう調整しました
- セージの「バリアオーブ」の価格を300から400クレジットに引き上げ
- レイズの「ブラストパック」の価格を100から200クレジットに引き上げ
- フェニックスの「カーブボール」の価格を100から200クレジットに引き上げ
- ブリムストーンの「インセンディアリー」の価格を200から300クレジットに引き上げ
- ジェットの「アップドラフト」の価格を200から100クレジットに引き下げ
エージェントのアーマー
- 新しいアーマーを購入しても前ラウンドから持ち越されたアーマーが破棄されなくなり、新たに購入したアーマーを売却すると(アーマーなしの状態ではなく)前のアーマーに戻るようになりました
クレジットの上限
- 所持できるクレジットの上限を12000から9000に引き下げました
- 一度プレイヤーやチームが大量のクレジットを蓄えることに成功すると、資金的に余裕のある状態をずっと維持できてしまい、相手チームにとってその経済的優位を覆すのが困難になってしまうことが判明したためです
キャラクターのアップデート
- ソーヴァの「オウルドローン」が発する音をエンジンローターの音に変更しました
- (三人称視点も含めて)敵味方の双方に聞こえていた以前の効果音の聞き取りやすさはそのままに、よりテーマに沿った効果音になりました
マップのアップデート
スプリット
このマップでは、攻撃側チームがテリトリーコントロールのための足がかりの確保にいつも苦戦を強いられています。今回は攻撃側がAメイン、ミッドトップ、そしてBタワーを攻めやすくするため、マップの一部に変更を加えました。
- 攻撃側にとってのテリトリーコントロール上の足がかりを増やすため、マップ全域の障壁(あの水色の壁です)の位置を調整しました
- Bミッドの防衛側の障壁が後退。ベントの入口とBタワーの階段の上端に新しい障壁を追加
- Aランプの防衛側の障壁が後退
- Aメインの攻撃側の障壁が前進
- Bメインの攻撃側の障壁がやや前進
- ミッドから階段を突撃していく際、Bタワー内部の向かって左側の壁の角度を調整
- これにより部屋の中に突撃する際、角のチェックに一か八かの要素がなくなるため、Bタワーの制圧を狙いやすくなります
- スパイク設置時の遮蔽物を増やすため、Bにあるレディアナイトのクレートを金属のクレートに変更
- マップ全域でのパフォーマンス改善のためアートを修正
ヘイヴン
- プレイエリアから出ようとしたプレイヤーに様々なマイナス効果を与える、新しいマップ悪用対策システムを導入
- 材質に即した足音がするように一部の床を修正
スプリット/ヘイヴン/バインド
- 全3マップにサイファーのスパイカメラの悪用対策を導入——2日間に渡って秘密裏に行われたカメラ位置の特定・修正作業にご協力いただいた配信者の方々を含む、すべての皆さんご助力に心より感謝を申し上げます
- 嫌がらせ行為への対策として、スポーン地点の障壁の内側を不透明に変更
- 高い位置に留まっているスパイクが自動的に落下する仕様を追加
- ソーヴァのリコンボルトが地形にめり込んでしまう複数の箇所を修正——こちらの問題の解決にご協力いただいた皆さんにも感謝します
HUDとUI
- チームメイトのアーマーがスコアボード上に表示されるように変更
- スパイクの設置時、画面上部のUIに表示されるスパイクのアイコンが効果音とともに点滅するように変更
- 汎世界的な判読性を向上させるため、ピンのアートワークを更新
- ポートレート
- ミニマップ上のプレイヤーのポートレート表示を復活
- ポートレートの大きさを数ピクセル分縮小
- プレイヤー自身のミニマップアイコンの枠線をやや濃い色で表示し、自分の位置を把握しやすいように変更(実生活でのあなたの居場所の話ではないのでご注意ください)
- ラジオメニューやラジオホイールの使用中はチャットメッセージを制限する機能を追加
- 壊れたアーマーの文字サイズをやや大きくし、目立つように変更
- タイトルのドロップダウンメニューのポップアップ表示位置をより見やすい位置に移動
- メニュー内の「マッチから退出」ボタンを、その他の「戻る」ボタンと近い位置に移動
- 「ログアウト」ボタンの色を、同様の機能である「戻る」ボタンと揃えて赤に変更
- 「スキップ」ボタンを連打中に誤って「もう一度プレイ」を押してしまわないよう、MVP画面の「スキップ」ボタンの位置を調整
- キーバインドに関わらず常にマウスホイール上下で他のホイールを選択できるよう、ラジオホイールの挙動を調整
- 「助けて!」のアイコンを小さな虫から旗に変更
- 観戦者だけでなく全プレイヤーの画面上部のゲーム情報UIに攻撃/防衛アイコンが表示されるように変更
- チャージ完了まで残り1 ULTポイントの状態で「アルティメットの状態」のラジオコマンドを使用した際、「アルティメットがもうすぐ使える」の吹替音声が再生されるように変更
操作感の改善
- チート使用者を「ハッカー」と表記しなくなりました
- 設定項目に暴言フィルターを追加。有効化するとチャット上で暴言が表示されなくなります
- 歩行と駆け足をトグルで切り替える設定を追加
- 購入フェーズ中にヴァイパーが「ポイズンクラウド」を拾った際、クールダウンが発生しないように修正
- ソーヴァの「ハンターズフューリー」中、敵に色が付くように変更
- 無料キャラクターのアンロック時と契約レベルの購入時に契約レベルアップのアニメーションを追加
- 最初の契約を結ぶまで新規プレイヤーをガイドするツールチップと説明文を追加
- コレクションページ内で未所有のスキンレベルに個別の価格(レディアナイトポイント)と説明を追加
- 自分や味方が射撃中のフレームレートの低下に対処するため、パフォーマンスを最適化
- エラー処理やメッセージ機能の向上のため、ソーシャルパネルの複数箇所を改善
- ミニマップ設定のデフォルトを「プレイヤーを中央に固定」に変更
- 映像設定の「ガンスキン拡張ビジュアル(一人称視点)」を「ブルーム」に改名
- redditでのu/Far_OW氏のご指摘の通り、この設定が影響するのは一人称視点だけではありません——実のところはブルーム(またはグロー)効果で、主に武器の描画に影響するというものです
- 映像設定の「影」を「自分の影」(仮)に変更
- この設定の対象となるのはプレイヤーの武器、手、腕にかかる影だけです
- 観戦者のHUD
- キルされたプレイヤーがHUD上から消えず、灰色で表示されるように変更
- 攻守交代時、HUD上でチームの表示位置ではなくチームカラーが入れ替わるように変更
不具合の修正:ゲーム中
- サイファーとソーヴァがセージのバリアオーブ上部でスパイカメラまたはオウルドローンを使用中、バリアが破壊されると空中に浮遊したままになる不具合を修正
- サイファーが敵が発動させた後のトラップを回収できていた不具合を修正
- ソーヴァのオウルドローンが、一度敵に命中させた後もダーツを連射できていた不具合を修正
- ソーヴァの矢の衝突判定を縮小し、物陰から発射した際も角にひっかからないように修正
- ヴァイパーのトキシックスクリーン弾の仮メッシュを削除
- マップ上でピンホイールを使用した際、右クリックで正しくホイールがキャンセルされ、ピンが打たれないように修正
- スパイクのUIがHUDの上に重なってしまう場合があるバグを修正
- 武器の残弾数が少ない状態でナイフに持ち替えてから元に戻すと、HUD上の弾数表示が消えてしまう不具合を修正
- 敵プレイヤーのミニマップアイコン上に見えていたスパイクアイコンを削除
- スパイクを地形にめり込ませて設置できないよう修正
- これはスパイク視点がスパイクそのものの内側に配置されてしまう不具合の修正も兼ねています
- 購入フェーズ中に大マップを開くと、ミニマップ上で障壁がずれた位置に表示される不具合を修正
- 複数のプレイヤーの武器購入リクエストが同時に承認された後、様々な不具合が発生するバグを修正
- ゲーム内でオプションメニューを開いた際にゲームの動作が途切れ途切れになる不具合を修正
- ゲーム内ショップを開いた際にゲームの動作が途切れ途切れになる不具合を修正
- タグを付けられていたプレイヤーが蘇生された後、稀に一人称視点での移動がぎくしゃくするバグを修正
- 弾丸の軌跡を非表示にしていると、一人称視点で一部の武器のマズルフラッシュが表示されないバグを修正
- 稀にプレイヤーがしゃがんでいる状態でも立っているように表示されてしまうバグを修正
- 両チームのサイドチェンジの際、そのラウンドの購入フェーズでバトルレポート上にアビリティー説明が正しく表示されるように修正
- 観戦モードのHUDの細かな不具合を多数修正
- 観戦者も武器を眺めるアニメーションが見られるように修正
- キャラクター選択中、視点が誤った位置に配置されてしまう不具合を修正
- (回復行為がなかった状況で)敵プレイヤーが生存しているにも関わらず、バトルレポート上では150ダメージと表示される不具合を修正
- チームメイトの発声表示が、画面上部のキャラクターUI上の本人のアイコンよりも明るくなる不具合を修正
- ピンホイールからピンを選択中にキャンセルした際、次に基本のピンを使うと前回キャンセルしたピンが打たれてしまう不具合を修正
不具合の修正:ゲームクライアント
- 契約書の報酬にマウスオーバーした際、テキストが表示される位置を修正
- クライアントを再起動しないと購入品の払い戻しがクライアント内に反映されない不具合を修正
- アーセナルのメニュー画面で、プレイヤーカードの一部が切り取られてしまう不具合を修正
- 一部の言語において、ミッション説明文の表示が途中で切れてしまう不具合を修正
- 映像設定の「ディストーション」が正しく機能しない不具合を修正
- 古いグラフィックカードをお使いの場合、この機能を有効にするとパフォーマンスに影響が出る可能性があります