エンド・オブ・イヤー:アートチーム
それはリリースの前の晩、開発スタジオの中で
PCの電源ランプが、ひとつ残らず消えた頃。
インターネットはベータで盛り上がり、
VALORANTが自由になるのを待っていた。
アーティストたちは自宅で寝静まり、
夢の中ではプレイヤーたちが踊っていた…
プレイヤーの皆さんへ
2020年は激動の一年でした。それはもう、本が一冊書けるくらいの大騒ぎで。そうですね、本にタイトルをつけるとすれば…
と冗談はさておき、今年は前半から大変でした。「VALORANT」のお披露目に向けてこなした仕事は数知れず、ほどよい緊張感は漂っていたものの、同時に楽しさや気楽さがあったことも否めません。しかし後半に差し掛かると、リモートワークの導入、スタイルの変更やパフォーマンス面の複雑な不具合など、数多くの問題に直面しました。とはいえ、私たちもこのゲームの可能性を信じて協力し合い、どうにかリリースまでこぎつけることができました。
VALORANTのアートは繊細なバランスの上に成り立っています。私たちは何よりもまずパフォーマンスの滑らかさやゲームプレイ上の視認性を優先しつつ、ユニークなキャラクターやモダンなアートスタイルを通じて、このゲームが美しく新鮮なものになるようデザインしました(少なくともそうなるよう頑張りました)。ですが、それが思った通りにできたかどうかは、実際に世に出してみて皆さんから感想をいただくまで分からないものです。
苦労したこともあってか、このゲームに対する皆さんからの反応は予想を遥かに上回るものでした。スタイルや視認性への称賛、キャラクターへの愛着、ガンスキンへの熱望、そして世界観への興味…そのすべてが期待以上だったのです。
さらにサービス開始以降、ゲームの改善案について皆さんから数多くのご意見をお寄せいだきました。このゲームを積極的に楽しんでくれた皆さんに、私たちもここで感謝を述べさせていだきたたいと思います。おかげで今年の後半はとても明るいものとなりました。皆さんのサポートと、VALORANTのこれからに対する情熱に感謝を申し上げます。「来年のことを言うと鬼が笑う」とは言いますが、2021年にストアに並ぶ素敵なアイテムに是非ご期待ください。
皆さんとともにこのゲームを育てていけることを、チーム一同楽しみにしています。
——VALORANT アートチームより