エンド・オブ・イヤー:モードチーム
VALORANTコミュニティーの皆さんへ
この一年のVALORANTへのご支援とご協力、本当にありがとうございました!私たちモードチーム一同も、今年はずっとドタバタしていました。これまで「スパイクラッシュ」や「フリー
フォー
オール(FFA)デスマッチ」をお楽しみいただきましたが、明日からはキルジョイ特製のモリーランチャーを使った雪合戦「スノーボールファイト」もプレイできるようになります。
皆さんにお届けした各ゲームモードについては、本当に誇りに思っています。スパイクラッシュやFFAデスマッチは安定してプレイされ続けており、アップデートを続けて新鮮さをキープしつつ、皆さんのご希望に沿った大きな改善も施すことができています。とはいえ、まだ完成したわけではありません。今後もフィードバックをお願いします!
このモードチームが結成されたのは今年の春でした。正式リリース後にどんなことができるかを検討すべく、各々がまったく異なる担当分野から選ばれた、寄せ集めのとても小規模なチームだったのです。そしてスパイクラッシュについては、前提となる基礎的な技術を用意し、モードを設計・開発して、皆さんにお届けするまでのスケジュールが、一般的なゲーム開発の観点から見ても驚くほど短期間で組まれていました。ほんの数か月の間に全工程がぎちぎちに詰め込まれていたのですが、あえてチャレンジすることにしたのです。
私たち自身も通常の「スパイク」ルールの楽しさを知っていただけに、「VALORANTをプレイしたいのに30~50分も時間が取れない時は一体どうすればいいんだろう」という大きな悩みを実感していました。そこで生まれたのがスパイクラッシュです。「射撃」と「目標物の奪い合い」というVALORANTの根本的な要素は踏まえつつ、あらゆる面においてハイペース、かつ独自のゲームプレイや目新しさを提供することを意図しました。
苦労の甲斐あって、スパイクラッシュは正式リリースに間に合いました。しかしその後、試合前のウォームアップや、チーム制ではないカジュアル寄りのプレイが楽しめる、制約の少ないモードを求める声が(予想通り)数多く存在することが明らかになったのです。そこでFFAデスマッチの導入に向けて、まず必要となる技術の開発に着手しました。当時このゲームはまだチームプレイ形式にしか対応しておらず、プレイヤーのスポーンも1ラウンドごと、両チームの基地内だけに限定されていました。プレイヤーをマップ内のどこかにリスポーンさせるためには、まず基礎的な部分の技術から開発しなければならなかったのです。さらにベータ版のFFAをリリースした際、皆さんのおかげで重要な教訓が色々と得られました。今日のFFAはより安定した状態になっていると思いますし、私たちも自作の技術を他のモードに転用できる日を楽しみにしています。
来年も新しい企画を数多くご用意しています。見込みのありそうなプロトタイプがすでに何点か存在し、各種の技術開発やデザイン作業が始まっている状態です。基礎的な部分はある程度出来上がっているため、私たちも新モードの開発により集中できるようになりました。また、現在このゲームに足りないものが、「プレイヤーがまったり気楽に遊べるモード」であることも認識しています。
以上が2021年に私たちが全力で取り組んでいく部分です。その他にもボット(AIプレイヤー)の導入や進行中の対戦への途中参加、さらに細やかなゲームプレイ上の機能などについても皆さんから数多くのご要望をいただいているため、これらも2021年の目標にしていきたいと思います。
それでは!
—モードチームを代表して、Jared Berbachより