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VALORANTの物語の軌跡

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VALORANTプレイヤーの皆さん!

先日の「DUALITY」シネマティックトレーラーの公開に伴い、VALORANTのより広い世界観における「DUALITY」の位置付けについてお話ししたいと思います。同時に皆さんからリクエストの多かったいくつかの質問にお答えし、今後の方向性についても少しだけお話しします。

VALORANTの正式リリースから早1年が経ちました!皆さんにとっても今年は大変な1年だったのではないでしょうか。今回はこれまでの道のりを思い返し、私と一緒にVALORANTのリリース当時に戻ってみていただければと思います。

「DUELISTS」では我らがエージェント、フェニックスとジェットの2人が謎の「パッケージ」を奪い合い、ヨーロッパの街の建物の屋根を飛び越え緊迫感あふれる追跡劇を繰り広げます。

最後にその謎のパッケージが発火(イグニッション)して大都市に重大な影響を与える現象を引き起こし、世界を戦いに巻き込んでいく様子が描かれました。

「DUELISTS」の続編である最新シネマティックトレーラー「DUALITY(二重性)」では、VALORANTの根底にある対立が浮き彫りになります。

「イグニッション」の発生翌日、世界は大きな衝撃に包まれます。さらなる大惨事を阻止するため「VALORANTプロトコル」と呼ばれる極秘作戦が始動し、そのエージェントたちは次々に展開する事件の解明のために奔走することになります。ヴェニスの街とパッケージの残骸の分析からは、クリーンで安全なエネルギー源だと考えられていたレディアナイトの力を利用した装置が爆発したことが判明しました。

VALORANTのエージェントたちは、別の装置がモロッコにあるキングダムの拠点にあることを突き止めます。「スパイク」と呼ばれるその装置は、地面に設置されると起爆シークエンスを開始します。爆発が刻一刻と迫るなか、エージェントたちは協力して装置を無効化し、新たな惨事を防ぐことができるのでしょうか?

そして、果たして彼らは最大の敵である自分自身に打ち勝つことができるのでしょうか?

VALORANTのクリエイティブディレクターとしての私の仕事は、中心となる対立、利害関係、そしてゴールを設定することにより、一貫性のある世界観を提示し、それと皆さんのプレイ体験をマッピングすることです。私はすべてのチームと協力して、私たちがリリースするコンテンツが繋がりを感じさせるものであるようにし、また時と共にVALORANTの世界がゲームの内外を問わずさらに明らかになっていくよう取り組んでいます。

「ナラティブディソナンス(物語の不協和音)」とは、キャラクターやストーリーが実際のゲームプレイとずれていることを指すゲーム開発用語です。

例えば、物語と背景は奥深いにも関わらず、実際のゲーム内容はただ殴り合ったり単に撃ち合うだけといった場合です。必ずしもそれが問題であるとは限りません。私のお気に入りのゲームでこれに当てはまるものが幾つかありますが、どれも素晴らしい作品です!

ですが、VALORANTでは物語に深みを加えるような何か特別なことを行いたいと思いました。つまり、「同じエージェント同士で構成される5対5の攻守交代の戦闘をベースに、筋の通った重要な対立のストーリーを作り上げられないものか?」と。

ですから、「DUALITY(二重性)」というテーマを掘り下げ、以下のような疑問について皆さんと一緒にじっくりと考えながら真相に迫っていくことにワクワクしています:

  • 「ミラー(鏡の)」エージェントとは何者なのか?
  • 通常のエージェントと表裏一体の存在なのか?
  • 一見したところ、なぜ片方は攻撃役なのか?
  • まるで地球が2つに分かれたような最後の映像は何を意味するのか?

VALORANTの誕生から1年が経ちましたが、この旅はまだ始まったばかりです。次の1年間も、皆さんとさらに情報を共有していきたいと考えています。皆さんからのより多くの質問にお答えし、もちろん新たな質問もお待ちしています!

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